０章人生損をして損をさせている
第2話
１．あなたの羽ばたけない理由
私の才能をもっと開花したい。私の才能をもっと豊かに使いたい。私はもっとできるはず。セミナーに行って勉強をしよう。勉強が足りない。怒りたくない。人のせいにする。環境が悪い。そもそも性格が悪い。詰まるとこ、成功しない人は性格が悪いのです。
あなたは誰よりも仕事ができて、未知の可能性を秘めている人だと思います。色々なことをやってきたのですから、この先もうまくいくと思っていると思います。しかし、この先はうまくいきません。どうやっても、ここから上に行くには時間がかかってしまいます。人生の残りわずか４０年しか無い時間をそんな所に使っていたらあっという間に、１０年が経過してしまいます。人よりは出来ている。それで十分ではないでしょうか。…①
あなたの器はそこまでの器だっただけの話です。この器を広くしようと、断食や精神修行や瞑想や自己啓発やホメオパシーやレイキや座禅などなど、目に見えない器だからこそ、目に見えない心のトレーニングを何処までもしました。マインドフルネスなどもそうです。やってもやっても、正直全然大きくなりませんでした。もう、自分で頑張っても仕方ない領域なんですよね。生まれ持った個の力の限界地まで使い果たしただけなのです。
次の領域は、人と協力をして学びながら調和しながら人として器を使い、器をもう１つ使わせて頂き、もう１つの器を借りながら、その器にご飯を載せて協力しながら生活をしたほうが楽にスムーズに進み。自分が抱えるものが少なくなっていきます。…②
人はとにかくみんなが器を持っています。人生を生きてきた分だけの器を持ってきています。このことに、できる人ほど気が付いていないのです。自分が生きてきた経験を使って、器があり、その中にご飯を並べる。そのご飯が載らなくなった時に、成長というのは勉強しても零れ落ちてしまうのです。ご飯の載せ方をわかってない人は、成長はしません。綺麗なご飯を載せても、載せ続ければ、飽和になることは確かなのです。器の大きさは最初から決まっています。強引にやっても、一石二鳥で大きくなるものではありません。…③
どうすれば大きくなるのかと言いますと、死線を超える決断をする。という方法がありますが、器は大きくなるかもしれませんが、身体と心が付いていかずに、脳が委縮してしまいます。お金の為にそこまでする必要があるのか。人生は長く自身の身体と付き合う上で、そこまでして、頑張る必要性があるのか。計算機があるのに、円周率をずっと自力で自分だけで、手作業で作業していることと同じです。世の中は動いております。手作業でやっても、誰も喜びません。…④
そのような時間は勿体無いので、人に力を借りればよく、人の能力を伸ばせる環境を創ればよいのです。なぜ、優秀な人は、上に立つ人は、私より優秀な人はいないと勝手に決めつけるのでしょうか。実際に理解をして、マウントを取らずに、抑え込まずに、心から触れ合ってみると。あなたより優秀な人しかいないです。あなた自身は欠点ばかりで、欠点を補ってくれる人ばかりです。人の身体も欠点ばかりなので、五臓六腑で支え合って人の身体は出来ています。心臓だけでは動かないのです。…⑤
あなたが羽ばたけない理由は、人を信じていないからです。人を信じられる環境ができていないからです。人を信じていなければ、誰からも信じられることはありません。スラム街で生きている現実に対して、豊かな世界とはいつ来るのでしょうか。先ほど書いた、the 人生を読んでいただけると分かります。
信じていないのに、社員や部下は付いてきてくれる。友達のことを信じていないのに、友達として接してくれる。そう考えていくと、わかりやすく思います。環境が悪いということは、とにかく勿体無いことです。使えるものを使えないようにしている。…⑥
器を小さくしているのは、自分の身の振り方で器を狭くして、もともと器の大きな人達を使えていないことです。こんな人生は惨めだと思いませんでしょうか。私は、気が付いた時に、なんて無駄であり、恥ずかしいことをしていたのか。と気が付きました。そんな状態が続く人生と、続かない人生。考えなくてもわかります。豊かな人生には、環境を変えていかなければ、全く面白くない人生で、人生を謳歌することができません。近くにいる優秀な人を支えていないその心自体が自分自身が羽ばたかない理由です。…⑦