定年をしたら仕事が無くなり、何をしようかと思う。仕事が生きがいで、仕事がなくなったあとの人生はどうしよう。その為に今のうちに趣味を作り、仕事がなくなった時も時間がつぶせるものを作る。このような空しい空虚を創り出しても意味がなく。なぜそのようなことを思う。今の環境に疑問を感じた方がよい。人生とは１００歳まで生きる保証はなく、今まで生きてきた過去と、今の状態が未来につながっていくだけであり、今の状態が楽しければ楽しいほど、一時的な快楽ではなく、豊かでいれば豊かなほど、心配事が年々減っていくので、気が楽になり、付き合う人も気が楽になり、自分を偽らないでよい人生が歩めるので、豊かさというものが、時を重ねるごとに積み重なっていき、趣味ややることが勝手に出てきます。私の場合は、毎日運動や温泉やサウナなどするということが勝手に出てきました。…①
　最初は室内でウォーキング、次は室内で自転車。その次は、外で毎朝ウォーキング。その次は、毎朝自転車。それに飽きて、毎日１時間ヨガに通い。ヨガでは、高みに行けなかったので、散歩をしながら今はサウナにはまっています。
　最初にウォーキングを始めた時は、この忙しい２４時間しかない１日の中でなぜ、１５分間も時間を割かなければいけないのか。時間がもったいないと考えていました。しかし、やり始めると気持ちがよく、１５分の時間さえ取れない自分がとてもダサく感じました。健康な人はみんな運動をしている。多くの方が運動を毎日取り入れています。このストレスの多い社会で生きるためには、運動をしないとストレスを発散できなくなり、上の立場に行くほど運動をしなければ押しつぶされている。…②
　現代の仕事のあり方で、仕事を全力でするためには、何かでバランスを取らないといけない身体となっています。それは普通のビジネスでも豊かなビジネスでも同じです。私の考える豊かなビジネスとは、頭の中をいつもクリアに空っぽにしていて、考え事をしないようにして、物事が起きた時に頭の中の空白にある力を一気に使い解決にむかっていきます。頭の情報量というのは、決まっていていつも考え事がいっぱいだと、脳を休める暇がなく、どんどん劣化していきます。
　テレビをつけて寝たり、アルコールを飲んで寝ていては、脳の休息はとれません。脳を休めなくて、働くということは、作業効率が大幅に落ちた状態で作業するということです。いつも考え事をして、脳をクリアにしていない場合は、残りの部分で物事を考えることになりますので、発想もチープなものとなります。身のこなしも軽く、考えも思慮不覚、軽快に生きる生き方を私は豊かな人生の１つと考えております。…③
　疲れた脳で仕事をするのと、疲れていない悩みがない脳で仕事をするのは、誰が考えても前者の疲れていない脳の方が心身ともに健全です。時速２０キロで走る車は、１時間で２０キロ進みます。時速１００キロで走る車は１時間で、１００キロ進みます。頭を空白にして、考え事のない状態で考えると、考え事が効率よくまとまります。
　脳の劣化は、日々の積み重ねで疲労を蓄積していき、ある限界点を超えるとうつ病やパニック障害などに一気に出てきます。人の身体は日々の積み重ねでできています。１００歳まで生きるというのでしたら、１００歳まで身体を可愛がらなければいけません。今の疲れは、後々の人生に響いてきます。それも、若いうちはよいのですが、１０年経った時に出てくることも多くあります。身体は正直で、昔痛めたことを鮮明に覚えています。脳や神経は忘れさせようとするのですが、筋肉や細胞は覚えています。ある時いきなり悪い部分が出てくるものです。…④
　休んでいる火山と同じです。中ではマグマがふつふつと出番を待っています。噴火する前に、沈下してあげられるように、今の頑張りは若さゆえに乗り越えられているものだということも頭に入れて、自分の身体にも正直に向き合い、変化を感じ取ることも重要です。放置していたら、治ったというのはありません。脳が感覚をマヒさせただけです。マッサージに行っても、身体を痛めるだけであり、原因の根本を解消しなければ、その原因はまた出てくるのは当たり前です。…⑤
　仕事を飲み会などの飲みたくない酒でとる場合は、肝臓や腎臓が悪くなり、脳卒中や糖尿病になります。二日酔いや体のむくみなどで、身体はアラームを出しています。そのアラームを無視し続けた結果になるだけです。健康な身体で、５０歳を超えられないビジネスマンが多くいます。今の現代社会は５０歳で病気が一気に出る峠だと感じます。そんな５０歳にならずに、１００歳まで元気で生きていける身体と正面から話して、お金のために替えのない自分の身体を犠牲にするのはやめましょう。お金を稼いでも、身体は買えません。一番大切なものは、元気な身体だけです。環境を変えていくことで、豊かな生活は近づいていき、１００歳までの豊かな道が表れてきます。…⑥