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0章豊かな企業はホームページ1つから出来る

第3話

2.限界を超えたホームページの力とは

 さきほど伝える力で多くのことが変わると書きましたが、どのようなことが変わるのかを書きます。私は劣悪なブラック企業をしていました。なぜ、こんなに社員は使えないのだろうか。頭の悪い社員が多すぎる。私が1番才能があると思っていました。そう思いながら、会社を経営して6年間。離職率は高く。社員は定着しませんでした。しかし、お客様の売上はずっと上げていました。創業当初から、お客様の提案を実践することはなく、自身でお客様を豊かにする戦略を立て結果を残していました。私自身の自社のホームページでも嘘を書かずに、結果を残して仕事の依頼をたくさん頂いておりました。…①

ホームページは営業ツール最強である。
 なんでも売上をあげることが出来る。と考えてずっと作り続けていました。しかし、お客様は売れるのですが、どうもリピートされる速度が遅いのです。この時点が、5億円ほどホームページを制作していました。当時の私からすると、身勝手ですが、ホームページで多くの売上を上げているお客様がなぜ、もっと早く売上をあげるために私に依頼をしないのか不思議でした。
 お客様に様子を聞くと、本当に売上が上がって助かった。ありがとう。ホームページ制作Fで作ってよかったよ。感謝している。と多くのお客様が言います。良かったですよね。もっと売上を上げるために、ホームページをもっとテコ入れしていきましょう。というと、いえ、まだ時期ではないので。。。という言葉が多く返ってきました。
 時期じゃないとは。どういうことでしょうか。ホームページの制作金額は、多いときでは3ヶ月で元を取り、この2年間で何十倍も稼いでいる。このようなお客様が多いのに不思議でした。お客様に対して不信感を抱くほど不思議でした。会えば、本当によく売り上げが上がっていると聞き、相手の懐が暖まるばかりで、私の懐は温まらない。ホームページ会社とは、やっぱり下に見られるものだと感じていました。
 とはいえ、私が出来ることは、お客様の売上を上げることだけですので、受注をしたら結果を出すまでデザインをして売上を伸ばしていきました。弊社の作り方は、安売りやキャンペーンで売上を立てるようなことは、一切せずに企業やお客様の良い部分を出すだけですので、基本的に数年間売上が上がるホームページ制作を作成しておりました。どれだけ自分が売上を上げ続ければ楽になるのだろうとわからずに、ずっとストイックに作り続けてきました。…②

その時、創業7年目で5億円分ほどのホームページを作っていた時期。
 この時に、自社のリニューアルを創業から、初めて実施しました。会社の中は、離職率が多く1ヶ月で辞める人も多く、残業も多く、社員数は4~6人でした。このリニューアルが失敗すると、私の会社は潰れるなと思いましたが、お客様のホームページをいつも成功させている確率で私のものが失敗するなんて、確率的に低いと思い決行しました。すると、売上は大きく上がりました。今まで、頼んでくれなかった。企業様の部長や専務がやっと社長に話せると言ってホームページを上まで通してくれることが多く起きました。売上も上がりました。…③

そしてわかったことがあります。
社内環境は何も変わっていない。売上が上がった分だけ、劣悪な環境が拍車をかけて、もう売上はいらない状態となりました。謎が解けました。これだ、お客様が私達に再度依頼をしない理由は。売上が上がっても、何も解決をしないんだ。社内の環境が変わっていなく。売上だけ上がると、さらにヤバイ状態が社内に待っている。ストレスが大きくなる。
 なぜ今まで、売上を立てることを営業だけで考えていたのか。ホームページをリニューアルしてお客様に伝えることができて、良いお客様が来たということは、社内にもただ単に伝え不足が原因でこのような状態になっているのではないであろうか。そう考え出しました。お客様に伝えることが出来るということは、社内にも伝えることが出来る。
 ホームページ制作Fで頼んだほうが本当に幸せになるんだよ。ということでホームページを作成していたのですが、これを反転することで社員から好かれるのではないのかと考えました。…④   
 
お客様には、お客様を豊かにするために仕事をしている。→こんな豊かな環境で制作している。
社員には、お客様も自身も豊かになる環境で仕事をしている→お客様も自身も喜べる環境。

 お客様を説得する材料を反対から社員に伝えていくようにするだけです。すると、なぜ私が怒っていたのか、なぜ何度もデザインをしなければいけないのか。なぜ残業をしなければいけないのか。働いている理由が明確になってきました。そして、社員自身がお客様や会社から必要とされていることがわかり、自分達の存在が認められるようになりました。ここでやっと、社員達とのわだかまりが取れ出しました。…⑤

全ての原因は私の伝え不足で劣悪な環境を作っていました。
 劣悪な環境を作っている経営者は気が付いていないだけです。何かに夢中になりすぎているだけです。理由を明確にすると、理解してくれる人が増えました。そこで初めて、売上を上げるというのは、営業ばかりではなく、中の人(社員)でも売上を作ることが出来るということに気が付きました。スタッフがやる気になれば、お客様と仲良くなって勝手に仕事が舞い込んできます。この現象も伝え方不足なだけでした。…⑥

このことに気がつくのに、5億円かかりました。
 なんでも売れるという方法論に達したから見えてきたものです。それからの制作物はお客様にも社内と社外どちらからも好かれるようなホームページを制作して豊かな環境を創りながら、制作後もスムーズな経営を出来るようにしております。伝え不足を解消して、お客様用と社内に変換して伝えて浸透させていく。
 このように考え、ホームページ制作をすることで、会社の悩みの種が大きく改善されていき、人の力が活かされる環境ができてきます。…⑦

売れるばかりを望んでしまった結果、大切なものを崩していく。
 このようなことをせずとも、人が伸びていき、愛されていけば豊かな道を自然と歩む結果と、なっています。それを自然と作ることが出来る。それは、商品を手に取るときに、無造作に無意識に、考えずに豊かな環境になり、働く結果となります。広告は自然な方が、違和感なく豊かに伝わります。露骨にする広告ほど、嫌みが出ます。しかし、現代の広告を効果を出そうとすればするほど、苦みが出て失敗します。それは、広告を飛び道具と考え、刺激的ではないと広告ではないと考え、広告を間違った芸術としてしまうからです。その結果は、豊かになりません。
 伝え不足を解消することで、劣悪な環境が改善され、スタッフがやる気になり、孤独な経営者がいなくなっていきます。ホームページ1つで解決出来る問題です。…⑧

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目次エピソード全8話

  • 前書き

    CHATGPTによる感想と考察と総括

はじめ

  • 第1話

    はじめに

0章

豊かな企業はホームページ1つから出来る

  • 第2話

    1.豊かな企業の始まりは、経営者の想いをまずは全て置くこと

  • 第3話

    2.限界を超えたホームページの力とは

  • 第4話

    3.全てはありのままの状態で良い

  • 第5話

    4.多くの企業は繁栄していると勘違いしている(会社の本質を何で判断しているのか)

  • 第6話

    5.会社の売上を立てるものは3つ(営業力・社内力・社長力)

1章

今あるもので売上と利益は大きく変わる(分析)

  • 第7話

    1.意識付けで作るホームページ

エピソード情報

  • タイトル

    豊かな企業と豊かな働き方

  • 公開日

    2023年9月6日