２つしかいつも考えていない社長は勿体無い。
　一般的な営業マニュアルを読みますと、営業方法というのは広告を出す。営業社員を雇う。ＤＭ・ＦＡＸＤＭ・電話営業・訪問販売など攻撃的な営業手法がセオリーとなっております。肉食系営業会社も多いのではないでしょうか。また、社長の人脈で仕事を取ってくる接待営業も多く存在しているのも確かです。私の考えでは、営業すればするほど、自分自身がお客様の言うことを聞かなければならなくなり、窮地に追い込まれ、自由な経営ができなくなります。豊かさとは違う道を歩むことになります。奴隷育成マニュアルです。
　良い仕事をするために、対価をもらい、良い結果を全力で出すことが出来なくなり、どこかで妥協したものを提供しなければいけなくなる。攻撃的な営業はどこかで隙を突かれてしまい、ストレスのはけ口が増え、無理を社内に押し付けてしまうことが多くなります。
　攻撃的戦略（奴隷育成マニュアル）より、社員が豊かに自発的に行動をして、お客様からお問合わせが来る。戦略で経営をしていくほうが楽となります。…①

お客様から問い合わせが来てくれる待ちの戦略が出来るのはホームページです。
　お客様が検索して、欲しい情報を求めて来るため、効果的なホームページを持つことで、攻撃的な返り血を浴びる営業をする必要がありません。営業マンを雇うくらいでしたら、ホームページを営業マンとし、お問い合わせに対して電話でクロージングをかけていったほうが遥かに効果的であり、嫌な作業を社員にさせることはなく、戦略をシンプルに立てることができます。この状態を１６年間実践しております。弊社で作成したお客様の多くがその現状です。営業マンを置いていない会社が大多数となります。
　ホームページを使うと、待ちの営業をしやすくなります。検索している方は、毎日何百人もいます。検索しているお客様から問い合わせが来るホームページを作ることが重要であり、その内容において、社内が疲憊しない仕組みが大切です。営業が来るたびに、社内が忙しくなるのでしたら、無理やり取ってくる営業マンと同じ結末となります。それでは、ストレスだけが溜まり、会社として成長をしません。両立することが、１番楽な方法で、重要と考えます。
　このようなホームページを運営すると、攻撃的営業がいかに無駄の連発をして会社を苦しめているのかがよくわかります。ブランドも上がる結果となり、人に選ばれる回数が増えます。…②
　
もう誰も営業マンを歓迎していません。
　営業力と社長力で仕事を基本的に多く取っているというのは、今の現代社会には合わない戦略です。そして、頭を使わないで、よい簡単な方法ともなります。簡単な方法を取れば、効果は少なく、利益が残りません。狩猟民族は獲物がいなくなると狩りの場所を変えて移動をします。営業を狩りと考えずに、育てることに変えることで、循環した豊かな環境と生活はできてきます。その結果、その場で成長と進化をしながら、ずっと生活をすることが出来ます。そういった営業方法のほうが、豊かな会社になります。
　私は、ホームページからの依頼だけで創業から１６年間広告を一切せずにコンスタントに受注してきました。営業社員はいなく、営業力はホームページと社長の力だけでした。
　しかし、ある時３つ目の営業の力に気が付きました。それはふとドラマを見ていたときのことです。
「仕事を取りたかったら、その人の話を１番良く聞いてあげることが１番重要なことよ。」
　この言葉が耳に入ってきました。１番話を聞くと、信頼ができてくる。そう考えると、いつもお客様の対応をしている。デザイナー達のスタッフの環境を良くして、会社を好きになってもらった上で。お客様に接してもらえると自ずと営業力になるのではないのかと考えました。
　スタッフが会社を嫌いであれば、多くの仕事を落としているということになり、お客様の悩みを解消出来るはずはない。トップダウンからの営業では、豊かさとは程遠いものです。
　社員が仕事をしている理由をしっかりと伝えて、会社の中に理不尽さをなくしていきました。すると、豊かな環境の中で働く社員たちは、お客様に対して優しくなっていきました。…③

自分が幸せになれば、やっと他者も幸せに出来る。
　自分が幸せにならなければ、人を豊かに心から幸せにすることが出来ません。そう考えて、ホームページを使い。会社の良い部分をわかってもらえるようにして、社内のルール（ＷＩＫＩ）も作り込み、会社にルール（法律）を設定しました。
　ルールやマニュアルを多くすることにより、曖昧な部分が消えてきました。誰もが同じクオリティで仕事が出来るようになるようなって行きました。ルールを項目ごとに分け、１つずつ理由付けと理不尽をなくせるようにしていきました。
　これを実施し続けた結果、会社での人間関係のトラブルが０になりました。愚痴や不満を言う人が一切いない０の環境も出来上がりました。不満があれば、意見を言い社内ルール（ＷＩＫＩ）を書き換えて法律を正していく。理不尽さが消えることで、不満の多くは消えていきます。このようなことをやり続け、社員を大切に育てていくと、お客様に対して自然と感謝をするようになり、みんなに対して優しくなり続けていき、尊敬が生まれてきます。
　すると、自ずとお客様も相談を気軽にしてくれるようになりました。以前でしたら、お客様から社長に相談があると電話を繋いでいたのですが、社長より、社員に相談をしたいと言い。社員のファンがお客様の中にたくさん出来るようになりました。…④

営業には内勤社員も入るということを、なぜもっと早く気が付かなかったのか。
　人が１人いれば、その人の分くらいは勝手に必ず稼いでくれます。内勤の社員が既存のお客様にもっと親身になれば、経営は本当に楽になってきます。こうなりますと、新規のお客様を取らなくても、既存のお客様との信頼関係が深まっていき、リピート注文があり安心してやっていけるようになります。既存のお客様が心配事などを安心して相談が出来る。スタッフは気持ちのよいお客様と気持ちのよい会社で伸び伸びと仕事をすることができ続けます。…⑤

会社には、悩みを解決した分だけ仕事が入ってきます。
　このような営業形態になると、新規をとってもお客様が離れていくことが少なくなります。営業を営業マンと社長の２つで考えずに３つ目の社員力で考える。と、より楽な豊かな会社経営が出来るようになっていきます。
　私自身、スタッフの幸せは１番最初と言いながら、実行するのは最後と考えていました。しかし、本当に最初にスタッフの幸せを考えればよかったと、今でも感じて無駄な時間を過ごしたと感じます。…⑥

周りの人が幸せになれば、自ずと自分が１番幸せになっていく。
　とても簡単な生きるルールを忘れがちになります。お金が絡んでも、雇用関係でも人が喜べば、喜びが返ってくるものです。狩猟世界から農耕世界になれるようにシフトしていくことは大切です。人生は長いですので、豊かな状態にして、残りの人生の不安を少なくして欲しく感じます。会社のルール作りも、伝える力で解消することが出来る。豊かなホームページを作ることをお勧めします。…⑦